プレスリリース 定期航空協会からの
報道発表
2007年09月25日

高精度航法の本格導入に対する協会コメント

本年9月27日から8空港(東京国際、函館、新潟、大阪国際、高松、福岡、長崎、大分)の出発及び到着経路に高精度航法(RNAV:Area Navigation)が導入されることについて、民間航空機の効率的な飛行の実現による利用者利便の向上に繋がるものとして高く評価するとともに、関係者の皆様の多大なる努力に感謝申し上げます。

本件については、2002年に開催された国土交通省交通政策審議会航空分科会航空保安システム部会において、当協会として提言させていただいた以降、官民合同での協議会を重ね実現に至ったものであります。

当該航法は、ICAO(国際民間航空機関)が2007年4月に設定した国際基準であり、出発から到着まで効率的な飛行経路の設定を可能とするもので、我が国は世界に先駆けて導入しました。当協会加盟各社は、利用者利便の向上に資する当該航法を積極的に活用するため、機材の改修及び更新等を積極的に推進しております。

今後、当該航法の全国展開が早期に実現されることを期待しており、引き続き関係各所に働きかけを行っていく所存です。

とりわけ、2008年9月に予定されている横田空域の削減に合わせて、当該航法を活用した飛行経路が設定されることにより、飛行時間の短縮による利用者利便の向上や、燃料の節減によるCo2削減に大きく寄与することを期待しています。