今般、定期航空協会加盟の航空運送事業者が飲酒に関する不適切な事案を連続して発生させ、航空をご利用のお客さま、ご関係の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます。
業界団体である定期航空協会といたしましては、今般の問題を、航空の安全に対する信頼が損なわれる非常に危機的な状況であると重く受け止め、問題発生直後より、加盟各社に対して情報提供を求めるとともに、各社と連携を図りながら、反省点を踏まえた再発防止策の策定を進めてまいりました。
11月30日までに、加盟各社は国土交通省航空局に、飲酒に関する航空法等の遵守の徹底と、講じる再発防止策について文書にて提出いたしました。
今般、「航空従事者の飲酒に関する国内基準等の有識者検討会」において、諸外国や他運送事業の飲酒に関連する基準を参考にしつつ、本邦航空会社の従業員に対する飲酒基準が検討されておりますが、業界団体といたしましては、まずは提出した再発防止策の確実な実行を加盟各社に徹底させるとともに、定期航空協会内に新たに対策委員会を立ち上げ、飲酒による不適切な事案を再発させないための仕組みを構築することとし、航空をご利用のお客さま、関係の皆さまの信頼の回復に努めてまいります。
2018年12月3日
定期航空協会
会長 平子 裕志